風俗店の社長は、どんなオフィシャルサイトを望んでいるか?-その2-
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あなたが風俗店の社長なら、どんなオフィシャルサイトを作りますか?という問いに関して考える第2回目です。(前回の記事はこちら)
私がオフィシャルサイト制作を頼まれる場合、シチュエーションは大体3つのパターンです。1つ目のパターンは、お店をオープンするのでオフィシャルサイトが必要、という場合。2つ目は、1つ目に似ていますがお店をリニューアルするので、サイトもリニューアルしたいというパターン。そして3つ目は、今のサイトを長く使い、古くなった、飽きた、などでリニューアルするパターンです。
それぞれの場合で、社長が望むオフィシャルサイトの条件や、サイト制作時の問題点や気をつけなければならないことが若干違いますので、それを書いていきたいと思います。
1,お店をオープンする場合
まずお店がニューオープンするためにオフィシャルサイトを作成するときのメリット、デメリット、社長さんからの要望で気をつける点は以下の通りです。
<メリット>
・0から作るために、自由度がある。制約がすくない。
例えば、リニューアルの場合、前のデザインを気にしたり、既に使っているコンテンツやアプリを引き継がなければなりません。新規に作る場合、すべて最初から設計出来るので、デザインやシステムを作る上で有利です。
<デメリット>
・制作期限が短い場合が多い。
大抵の場合、お店のオープン日は決まっていて動かせません。そのオープン日までに何が何でもオフィシャルサイトを完成させないとなりません。お店をオープンする際には、不動産の契約や、スタッフの確保など、オフィシャルサイトより優先してやらなければならないことも多く、オフィシャルサイト作成のための打ち合わせが後回しになってしまうことも度々です。
・内容がない
どんなお店でも、動画コンテンツ、写メのコンテンツ、グラビア、ランキングが最初から充実しているということはありえません。
いわば、内容がスカスカのサイトになってしまう可能性があります。
<気をつける点>
新しいお店なので当たり前ですが、最初の段階ではお店のヴィジョンが、社長さん(時にはウェブ担当)の頭にしかありません。やりたいことが明確になっている場合は良いのですが、ざっくりしたコンセプトしか決まっていない場合が多いです。また、お店のコンセプトがコロコロ変わってしまう場合も多々あります。
いかに、やりたいこと・コンセプトを具体的に落とし込んで、提案できるか?コンセプトがコロコロ変わってしまうのは、コンセプトが弱く、迷いが出るからなので、コンセプトを強く打ち出せるか?などが鍵になります。
また、デメリットで上げましたが、内容がない状態からスタートしなければなりませんので、なるべく内容がスカスカに見えない工夫をしなければいけません。
次回は、お店をリニューアルするので、サイトもリニューアルしたいというパターン。を書きたいと思います。
(あしマガ)